ハーネス着用の高さについて
2021/12/11
ハーネスは、建築現場で作業員の命を守る大切な安全帯です。
では、ハーネスの着用は、具体的な基準があるのでしょうか。
今回は、ハーネス着用の高さについて解説していきます。
ハーネス着用の高さが改正
2022年1月2日に、ハーネスの着用の高さが改正されました。
以下が新しい基準となります。
新規格型フルハーネスの着用
2022年1月1日までは、旧規格フルハーネスの着用が可能ですが、2022年1月2日からは新規格対応のフルハーネス着用が義務化されます。
建設業以外は6.75メートル以上
6.75メートル以上の高所で作業する場合、新規格対応フルハーネス型の着用が必要です。
建設業は5メートル以上
建設業に限っては、5メートル以上の高所で作業する場合、新規格対応フルハーネス型の着用が必要です。
ロープ高所作業であっても、新規格対応フルハーネルの着用が義務づけられます。
6.75メートル(5メートル)以下について
6.75メートル(5メートル)以下は、胴ベストの着用が認められています。
ただし、新規格対応胴ベルト型のみ、使用可となります。
胴ベルト着用が認められている理由は、比較的低い高さでフルハーネスを使用すると、地面にぶつかってしまう可能性があるからです。
逆に怪我の危険性が高くなってしまうため、高所に合わせて使い分けると良いでしょう。
ハーネス導入の補助金について
自治体によっては、新規格ハーネス導入の補助を行っているケースがあります。
確認してみると良いでしょう。
まとめ
ハーネス着用の高さや基準は、2022年1月2日に改正されました。
古い規格のハーネスは、使用不可になるため注意しましょう。
またハーネスの耐用年数は、5年ほどとされています。
使用状況によって定期的に交換することも大切です。
作業する高さに適したハーネス(フルハーネス型・胴ベルト型)を使い分けることで、より安全性を確保できます。