足場作業主任者について解説
2022/05/15
足場の現場で管理者になるためには、どのような資格が必要なのでしょうか?
当記事では「足場作業主任者」という資格についてお伝えします。
足場作業責任者とは
足場からの転落事故をなくすためにできた資格が「足場作業主任者」です。
足場の組み立て・解体・変更の作業に従事する労働者の作業について安全管理や指揮を行います。
労働安全衛生法で定められている基準の足場で作業を行う場合は、事業主は作業主任者を任命して労働者の指揮を行わせなくてはなりません。
受験資格
以下の方が受験資格があります。
・足場での作業経験が3年以上ある21歳以上の方・大学・高専・高校で土木・造船・建築学科を卒業後、作業経験が2年以上ある方
・職業訓練法による養成訓練のうち、とび科の訓練を受けて作業経験が2年以上ある方
試験内容
①足場の組立て・解体・変更等の作業に関する知識
②工事用設備・機械・器具・作業環境等に関する知識
③作業者に対する教育に関する知識
④関係法令
能力向上講習
建設に関する法律は年々新しくなります。
古いままの知識で足場を組んでしまうと事故を起こしてしまうかもしれません。
そのため、新しい知識を常に学ぶ必要があります。
約10年前に技能講習を受けた方では、講習を受けなければ主任者として任命されない場合もあるようです。
資格を取って終わりではなく「能力向上講習」を受講することで新しい知識を増やせますよ。
まとめ
足場作業主任者は、足場からの転落事故などが起きないようにできた資格です。
安全に作業する現場の管理には、講習を受けるなどして新しい知識を常に勉強しなければなりません。
「大伸架設」では、資格取得支援制度や資格取得手当を設けて、未経験の方でも立派な職人に慣れるようサポートしています。