仮設工事における仮囲いの意味とは
2022/01/17
仮設工事では、仮囲いというものがあります。
今回は、仮囲いの必要性や特徴などについてお話しします。
仮囲いとは
仮設工事における仮囲いとは、その名の通り工事の期間中、仮に設置する囲いの事を指します。
工事現場のまわりに囲いをする事で、外部との仕切りの役割を果たし、事故・盗難・飛散などの危険を回避することができます。
具体的な役割
仮囲いの具体的な役割として、関係者以外を立ち入らせない・騒音の軽減・飛散防止などがあります。
関係者以外を立ち入らせない
仕切りや囲いがなければ、関係者でない人が入ってきてしまう可能性があります。
危険が伴う工事現場には関係者以外を立ち入らせてはいけないため、外部との仕切りとして囲いをします。
騒音の軽減
工事現場は、どうしても騒音がしてしまいます。
仮囲いをする事で多少の騒音を軽減することが可能です。
飛散防止
工事によっては資材・ゴミ・ほこりなどが舞ってしまう事があります。
囲いがある事で、そういった飛散を予防できます。
設置の基準
囲いの基準として、地面から高さ1.8m以上の板塀、もしくはこれに値する仮囲いを設けなければならないという建築基準法での決まりがあります。
囲いを行う建物の条件は以下の通りです。
・軒の高さが9mを超える建築物
・木造以外の建築物で2階建て以上 上記に当てはまる建物は、囲いを行う対象となります。
まとめ
仮設工事における仮囲いにはさまざまな効果があります。
仮囲いの意味を理解し、安全対策に努めた施工をしなければなりません。