仮設工事における安全手すりの重要性

仮設工事における、安全手すりの重要性をご存じでしょうか。
建設現場では、墜落・転落・飛来落下を避けるべく、手すり先行法というものがあります。
今回は手すり先行法の内容や種類についてお話しします。

手すり先行工法

建設業において、墜落災害を減らすべく厚生労働省より手すり先行工法等のガイドラインが策定されました。
手すり先行工法とは、仮設工事などの足場を必要とする建設工事で、手すりを先行して設置します。
また、解体時にも作業床を取り外すまで必ず手すりが残置されている工法となります。
手すりは、作業員の安全性を確保でき、作業もしやすい対策といえます。

手すり先行工法の種類

手すり先行工法には、手すり先送り方式・手すり措置方式・手すり先行専用足場方式の3つの種類があります。

手すり先送り方式

足場の組立・解体・変更の作業で、最上に作業床を設置する前に、一層下の作業床上から、建わくの脚柱にそってスライド可能な先送り手すり機材を先行して設置します。

手すり措置方式

足場の組立・解体・変更の作業で、最上に作業床を設置する前に、一層下の作業床上から、措置手すり機材を先行して措置する方式です。

手すり先行専用足場方式

足場の組立・解体・変更の作業で、最上に作業床を設置する前に、一層下の作業床上から手すり機能を設置します。

まとめ

仮設工事において、安全を確保するのに大変重要な手すり先行法。
手すり先行法の種類を知って、より安全な施工を心掛ける必要があります。